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『白猫プロジェクト』エフェクトデザイナーブログ Vol.2
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『白猫プロジェクト』エフェクトデザイナーブログ Vol.2

ヤマ

2015年2月中途入社。『白猫プロジェクト』のエフェクトを作り続けて早4年。『白猫』のバラエティ豊かなエフェクトを作るのが好きで、リーダー職も務めてます。

先日のブログに引き続き、『白猫プロジェクト(以下、白猫)』のエフェクトチームの仕事について解説していきます、ヤマです。

今回は先の5周年イベント(2019年7月14日〜)で登場した新キャラクターの『ネロ』を題材に、どんなふうにエフェクトを作っていったのか、順を追ってご紹介できればと思います!

『白猫』5周年イベント・新キャラ「ネロ」のエフェクト 〜具体的な作り方〜

まずは完成形をご覧ください。

1つのキャラのエフェクトが完成するまでの「仕事の流れ」は、前回ご紹介した通りなので、今回はより具体的に、新キャラ「ネロ」のエフェクト(スキル2:ノクス・フォルティア)を私がどんなふうに作っていったか、解説していきます。

1 デザインの着想について

振り返ってみると、5周年のイベントはずいぶん前から温められていました。
ずプランナーから企画の説明があり、それからシナリオライターが書いたストーリーを読み込んで、自分なりの解釈をしました。そして、ざっくりと以下のようなことを考えました。

◆ 「ネロ」は5周年のイベントでは「闇の王」の後継者を導く一族の末裔という重要なキャラクターなので、その設定にふさわしいカッコいいエフェクトにしたい!
水属性(『白猫』のキャラには炎、雷、水、闇、光という5種類の「属性」があります)なので、ベースはブルー系、というのは決定。あとは「ネロ」のイメージを取り入れて、ピンクを入れて......

基本的にはこの段階でラフを描くのですが、今回は脳内で動きをイメージできたので、ラフは描かずに、そのまま制作を進めました。
ちなみにラフは手で描くときもあれば、デジタルで描くときもあります(『白猫』エフェクトチームではどちらでもOKです)。

2 制作フローについて

モーションデザイナーが作った動画コンテがきました。モーション班のイメージと私がイメージしていたものが相違なかったので、動画コンテをもとにエフェクトで肉付けしていきました。


このキャラクターのスキルはビームだけですが、それだけではちょっと寂しいかなと思ったので、ビームを出す途中で、見た目上のボリュームアップをすることにしました。

【見た目について、悩んだポイント】
動画コンテではビームが6本ありましたが、1本がボリュームあるビームなので4本でも成立するし、4本にするほうがキャラを見やすくなるのでは、と考えて4本にしました。さらに4本にしたことにより、データの軽量化も成功しています。

【見た目以外で気をつけたポイント】
ダメージのヒットサイズにエフェクトが合っているか
 ∟ 私は、エフェクトは、動くUI」だと思っています。ユーザーさまに "当たり範囲" を分かってもらうためにエフェクトが存在しているとも言えますので、範囲が間違っていないか確認しながら制作していきます。
エフェクトを出しすぎていないか
 ∟ エフェクトが重なれば重なるほどゲームの動作が重くなるのでUnityの「Overdraw」というモードでエフェクトを表示して、確認しながら制作しています。このモードでは白色に近づくほど描画負荷が高いことを意味しています。
許容メモリサイズを超えないように
 ∟ キャラクター1体に対して使用できるメモリサイズが決まっており、必ず上限を越えないように制作しています。メモリを計測して許容値になるまで軽量化を延々と行います。どんなにエフェクトが綺麗でカッコよくても、メモリサイズが大きすぎるとゲームを快適にプレイできなくなってしまいますので、どうやったら軽くて綺麗なエフェクトが作れるか、デザイナーの腕の見せどころです。
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【魔法陣について】
『白猫』のエフェクトで使用するものは、一部を除きエフェクト班が用意します。魔法陣もその一つです。
魔法陣のほとんどは、キャラクターの "立ち絵" の要素を入れながらデザインしていきます。過去に関係性のあるキャラクターがいる場合はその要素を入れ込んだりしますので、デザイナーのこだわりが出せる部分です。私は、スキルエフェクトの "動き" をまず考えて、次に可動範囲を意識して、魔法陣をデザインします。
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【制作を終えて】
今回は、5周年イベントで登場した「ネロ」以外の新キャラクター(黒の後継者、セレナ、ヴァイス)に負けないように、カッコいいエフェクトにしようと頑張りました。あと、「ネロ」は水属性のキャラクターですが、今回はキャラのデザインにあまり水っぽい要素や色がないので、エフェクトではわかりやすいように青・水色で構成しました。

それにしても『白猫』はビームが多いゲームのため、ビームを作るたびに悩みます。次にまたビームを作る時には、更にカッコいいものができるように頑張りたいです!
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と、こんな感じで作ってきまして、もうすぐ4年半になります。
次回もお楽しみに!